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直葬とは?費用や流れ、メリット・デメリットをわかりやすく解説【2025年最新版】

最近、「直葬(ちょくそう)」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?
直葬とは、通夜や告別式などの儀式を行わず、火葬のみで故人を見送るシンプルな葬儀形式です。
経済的負担の軽減や形式にとらわれない見送り方として注目されていますが、「実際の流れは?」「費用はどれくらい?」といった疑問を持つ方が多くいらっしゃいます。
本記事では、直葬の基礎知識から流れ、費用、一般葬との違い、メリット・デメリットまで詳しく解説します。
ご家族やご自身の将来に備え、ぜひ参考にしてください。

1. 直葬とは?基本的な意味と定義

直葬(ちょくそう)とは、火葬式とも呼ばれますが、お通夜や告別式を行わず亡くなった方を火葬のみで見送る葬儀スタイルのことです。
近年では、高齢化や経済的理由、宗教観の変化などで直葬を選ぶ人が増えています。
ご家族やごく少数の近親者だけで静かに送り出したい方や費用を抑えた葬儀を希望する方に選ばれています。

2. 直葬の流れ|事前準備から火葬までのステップ

直葬の基本的な流れは以下の通りです。

1. ご逝去(病院やご自宅)
2. 葬儀社へ連絡
3. 安置施設へ搬送
4. お打合せ
5. 火葬日時の調整・火葬許可申請
6. 火葬当日(少人数でお別れ)

3.からは基本的に葬儀社が対応致します。
場合によって順番は前後しますが、ご家族様は第一に葬儀社へご連絡が重要です。

3. 直葬にかかる費用の目安

直葬の費用の総額は20万円〜40万円が一般的です。
サイトによっては、火葬式10万円などと広告を出してる会社もありますが、実際に見積もりをとると追加料金が多く、広告の金額よりかなり高額になるケースが多いので注意が必要です。

【費用の内容としては】
• ご遺体搬送・安置
• 棺・骨壺
• 火葬手続き代行
• 火葬料(地域による)
• 火葬中の控室
• 安置施設の利用料(1日あたり数千円〜)
• お別れ花
• 遺影写真
• ドライアイスの追加手配
• 位牌・仏具などのオプション等

※もちろん葬儀の規模や地域、火葬場の料金によって変動があります。

4. 直葬のメリットとデメリット

直葬には以下のようなメリットがあります。

• 費用が抑えられる(通夜・告別式を行わないため、式場利用料・人件費・供花などの費用が不要になります。)
• 準備の手間が少ない(宗教者の手配や挨拶、香典返しなどが不要な場合が多く、お打ち合わせも最小限で済み、最短で火葬予約が取りやすくなるため、ご家族の精神的・時間的な負担が軽くなります。)
• 故人の遺志を尊重できる(静かに見送ってほしい」「目立ちたくない」という本人の希望を形にできます。)

一方、デメリットはというと
• 親族や地域の理解が必要(「お別れができなかった」「簡素すぎる」と感じる人がいるかもしれません。)
• 菩提寺との関係(宗教儀礼を行わないことに対して、お寺ちトラブルになるケースもありますので菩提寺がある方は事前に確認が必要です。)
• 心の整理がしにくい場合も(儀式がないことで、遺族がきちんとお別れをしたという実感が持てず、後々、心残りを感じる方もいます。)

5. 直葬が向いているケースとは

直葬は、すべての方に適しているわけではありませんが、以下のような方には選ばれる傾向があります。

• 高齢で交友関係が少なくなっていた方
• 故人や家族が「質素に送りたい」と考えている
• 経済的な事情で費用を抑えたい
• 葬儀に対する考え方が合理的・宗教的儀式にこだわらない

一方で、地域や親族のつながり、菩提寺の意向などで家族葬や一般葬を行う方が円満な場合もあります。

6. 直葬を検討するときの注意点

トラブルを防ぐために!

直葬に関するトラブルは、主に親族間の意思疎通不足から起こります。
事前に家族・親戚にしっかりと説明し、同意を取りましょう。そして、直葬の内容と流れをしっかり把握しておき、「直葬=手抜き」ではないことを理解してもらいましょう。
また、対応できる葬儀社かどうか、事前相談で確認するのが安心です。

7. まとめ:直葬という選択を後悔しないために

直葬は、現代の多様な価値観やライフスタイルに合った選択肢の一つです。
費用を抑え、静かに見送ることができる一方で、「儀式がないこと」による物足りなさや、親族との関係に配慮する必要もあります。
当社は直葬を得意とする葬儀社です。当社でお葬式をされた7〜8割のお客様が直葬で故人様をお見送りになられてます。
そのくらい直葬の需要が高まっている中で、直葬だからこそ、迅速で丁寧に対応し、お家族様のお気持ちに寄り添うことを心掛けております。