CONTENTS コンテンツ

最後のお別れを、最高のかたちで。私たちが『準備』に込める想い

「担当者が陰でどんな準備をしているか」

という疑問から

「ここの会社さんなら大切に見送ってくれそう」

と思っていただけるような努力を心がけております。

1.葬儀社スタッフの時間とは

「葬儀社の人って、式がない時は普段は何をしているんだろう?」
もしかしたら、そんなふうに思われることもあるかもしれません。
実は、私たちの仕事は式本番の数時間だけではありません。お客様がお越しになるずっと前から、私たちの「お見送り」は始まっています。
今日は、普段は表舞台に出ることのない、私たちの「準備の時間」と、そこに込めている想いについて少しだけお話しさせてください。

2.数ミリのズレも許さない「場」の整え

私たちが最初に行うのは、式場の設営です。
例えば、ご親族が座られる椅子の並び。一脚一脚、糸を張るようにして数ミリのズレもないよう真っ直ぐに整えます。
「そこまで見ている人はいないのでは?」と思われるかもしれません。
ですが、大切な方とのお別れの時間は、皆様の視線が一点に集中し、心が研ぎ澄まされる時間でもあります。わずかな乱れが、お別れの集中を妨げてしまわないように。静寂の中に「秩序ある美しさ」を宿すことが、私たちの最初のこだわりです。

3.故人様へ寄り添う、花の一輪一輪

祭壇に飾るお花にも、物語があります。
ただ綺麗に並べるだけでなく、一番美しい表情をした花びらが、まるで故人様に語りかけるような向きになるよう、一輪ずつ丁寧に手向けます。
「寂しくないように」「華やかに送り出せるように」
そんな願いを込めて整えられた空間が、ご遺族の心を少しでも温めることができればと願っています。

4.「最高のかたち」は、目に見えない場所に宿る

私たちが目指す「最高のかたち」とは、豪華な祭壇や立派な進行だけではありません。
ご遺族がふと顔を上げたときに感じる空気の清々しさや、一息ついたときに感じる安心感。そうした「目に見えない心地よさ」こそが、良いお別れには欠かせないと考えています。
完璧な準備を整え、私たちは「黒子」として皆様の傍らに控えます。
すべては、皆様が後悔なく、心ゆくまで大切な方との対話に専念していただくために。

5.おわりに

特別なことではないかもしれません。けれど、当たり前のことをどこまでも丁寧に。
「ここで見送れてよかった」
そのお言葉を糧に、私たちは今日も、誰もいない式場で静かに準備を整えています。